海外の教育

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【高校数学A】宝くじで学ぶ「期待値」 — 数学で意思決定をする力を育む

学習指導要領の位置づけ高等学校数学A「確率分野」において、学習指導要領(平成30年告示)には次のように記されています。事象の確率や期待値などを、日常生活や社会の事象に関連付けて理解し、数学的に考察する力を養うこと。確率や期待値は、教科書の例...
海外の教育

白紙運動と中国での私の体験 — 2022年、あの緊張の街で

白紙運動とは白紙運動(白紙革命)は、2022年11月下旬、中国各地で発生した抗議活動です。市民や学生が何も書かれていない白い紙を掲げ、ゼロコロナ政策や言論統制への不満を無言で示しました。この象徴的な抗議方法は、検閲により直接的なスローガンや...
日本人学校

【国際理解】黒河・騰衝線で見る中国の人口と経済格差~沿岸発展と内陸格差の視点から~

はじめに2024年度、日本人学校の国際理解の授業において、中国の人口分布と経済格差をテーマとした授業を実践しました。この授業では、黒河・騰衝線という地理的概念を軸に、中国の社会経済構造の理解を深めることを目的としました。授業の導入 ― 1本...
数学

【国際理解】出生数と性比 ― 世界と日本の比較から学ぶ

導入 ― 男子と女子、どちらが生まれやすい?先生男子と女子、どちらのほうが生まれやすいでしょう?このシンプルな発問から、授業は始まりました。今回の記事では、2024年度に日本人学校で行った国際理解教育の実践をご紹介します。私が国際理解教育で...
海外の教育

【高校数学B】シミュレーションに基づく統計的推論~乳児に対する実験から学ぶ仮説検定~

はじめに数学Bの「統計的な推測」の分野は、学校によって取り扱い方が異なる場合があります。今回の記事では、2023年度に日本人学校で実施した授業実践をご紹介します。ここで扱うのはシミュレーションに基づく統計的推論(SBI: Simulatio...
数学

【はじめての探究担当】知っておきたい探究のはじめの一歩

私は、いきなり学校全体の探究の責任者を任され、全学年のカリキュラムを再構築することになりました。この記事では、探究担当になった先生が「最初に押さえておきたいポイント」を、段階的に整理してご紹介します。Step 1:なぜ、今「探究」なのか? ...
日本人学校

探究主任にいきなりなったので、年度末に取り組んだこと

2024年度末、組織再編の混乱も冷めやらぬ中で、私は総務部で「探究・国際理解」の責任者を任されました。前任者から一応の引き継ぎはあったものの、かつて探究を中心となって担っていた先生方はすでに退職されており、長く勤務されている先生方の多くも過...
日本人学校

2024年度「国際理解」の再構築と実践

2023年度の「国際理解」では、生徒から「目的が不明瞭」「事前準備などが多く、負担感が強い」といった課題が多く寄せられていました。2024年度はその反省を踏まえ、「国際理解とは何か」「なぜそれを学ぶのか」を根本から問い直し、カリキュラムを全...
日本人学校

身近なテーマから“問い”を育てる― 2023年度:テーマ別探究「美味しいコーヒーの淹れ方」講座の実践 ―

はじめに2023年度の「総合的な探究の時間」の10月から12月の間に、1・2年生あわせて約100名の生徒が、教員が提示した15の探究テーマの中から自ら選び、8人までの少人数のグループに分かれて約8週間のテーマ別探究に取り組みました。私はその...
日本人学校

突然の解放、そして感染の波

はじめに2022年末、中国全体でゼロコロナ政策が突如終了し、それまで厳格だった健康コードやPCR検査、隔離措置が一斉に廃止されました。これにより、長く続いた緊張状態から一気に自由が戻ったかのように見えましたが、同時に、爆発的な感染拡大という...
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